古民家の中に古材を使い作品を展示する木村さん(左)と手塚さん=南伊豆町下賀茂

 ■きょうから二人展

 南伊豆町下賀茂の築100年の古民家に、妻良(立岩)の陶芸家・木村杉子さんが陶芸体験施設を開いた。同所は旅館の並ぶ温泉街だが、これまで作陶施設はなく新たな観光客の流れが期待される。3日から木村さんと伊浜の裂き織り作家・手塚紀代子さんの二人展を開き、稼働を始める。

 施設名は「下賀茂陶房」で約330平方メートルの敷地に古民家2棟と中庭などがあり、以前は韓国料理店だった。木村さんは従来も自宅兼工房「立岩陶房」で体験を行っていたが、より自由度の高い活動をするため物件を買い取った。

 木村さんは武蔵野美術大卒で1990年から岩殿寺窯に勤務、93年に独立した。立岩も古民家で「都会の疲れた人がすごくゆっくりする姿を見てきた」と建物の魅力を語る。

 二人展は6日までで、海と空の青さをテーマに100点余りを出品する。期間中はろくろなどの体験を楽しめる。常設展として立岩の陶芸家・高橋雅則さんの作品も並べる。時間は午前10時~午後5時。7日以降の体験は予約制で、本格的な稼働は秋以降を予定する。問い合わせは木村さん〈携帯080(5024)0558〉へ。

 【写説】古民家の中に古材を使い作品を展示する木村さん(左)と手塚さん=南伊豆町下賀茂