19世紀に欧州で作られた貴重な押し葉標本=南伊豆町吉田口のメランジュ

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 南伊豆町の吉田口に住むジャンマルク・レイナルさん(フランス出身)は6月末まで、19世紀に欧州で作られた押し花と押し葉標本を自宅内文化スペース「メランジュ」で公開している。スイスの著名な植物学者と孫の作品とみられ、保存状態が良く、訪れた人を驚かせている。

 レイナルさんは以前、19世紀後半に活動したフランス系スイス人テオドール・ゴダンの標本をトランク2杯分購入した。その中から19世紀前半の押し葉が多数出てきたという。

 テオドールの祖父ジャン・ゴダンはスイスで初めて植物図鑑を作った著名な学者で、レイナルさんは今回見つかった標本をジャンの作品と推測する。レイナルさんは「年代的に古く、ジャンの作品と見られる。丁寧に糸で台紙にくくり付けてある」と語る。

 メランジュでは13日に山野草ブーケのワークショップも行う。見学には予約が必要で問い合わせはレイナルさん〈電0558(67)0081〉へ。

 【写説】19世紀に欧州で作られた貴重な押し葉標本=南伊豆町吉田口のメランジュ