経営課題や地域創生について意見を交わす参加者=下田市一丁目のナンズ・ヴィレッジ

 ■新事業創出など模索 キリンの全面支援PJ

 食産業や観光業で地域を盛り上げている全国の事業者・生産者の連携、協力推進を目指す「キリン地域創生トレーニングセンタープロジェクト」(同運営委員会主催)が24日までの3日間、賀茂地区で開かれた。下田市や南伊豆町などを含む日本各地の飲食、観光、宿泊、醸造、農業といった多彩な職種の40人以上が参加して、新規事業や地域価値の創出に向けて交流し、意見を交わした。

 「地域の食と人をつないで、ニッポンをおもしろく」をコンセプトに、2016年に始まったキリンが全面的に支援するプロジェクト。会場に選ばれた地域で、各事業主の取り組みを見学し、意見交換会なども行う。

 最終日に下田市一丁目のナンズ・ヴィレッジで開かれた意見交換会で、参加者は各自が抱える悩みや課題について話し合った。地元伊豆の事業者が抱える▽宿泊客の減少▽繁忙期と閑散期の格差−などの問題に対して、他都府県の事業者が「夜営業のレストランを開き、客が近隣施設に泊まる状況をつくっている」といった取り組みを紹介。「一般的な観光客以外をターゲットにすることも重要」などと助言も送った。

 運営委員会の古田秘馬さんは「『昔はすごかった』とみんながよく言う。でも世の中が何を望んでいるか、価値があるかどうかを考えなければならない」と強調した。松崎町の観光業ベーストレスの松本潤一郎代表は「(新しい挑戦をしている人に出会い)刺激を受けた」と語った。

 【写説】経営課題や地域創生について意見を交わす参加者=下田市一丁目のナンズ・ヴィレッジ