風鈴の引き売りに集まる子どもたち=西伊豆町宇久須

 ■涼しげな音色 奏でる 

 西伊豆町で夏の風物詩「かも風鈴の引き売り」が始まった。リヤカーの上で涼しげな音色を奏でる風鈴が、観光客や住民に風情を届けている。

 かも風鈴を手掛ける作家、町民有志で組織する西伊豆元気製作所(居山博人代表)の恒例行事で、毎年住民の人気を集めている。

 26日は宇久須地区で行った。居山代表とガラス工房光箱の辻晋吾さんが新作「ゴールドフィッシュ(金魚)」をはじめ、富士山や夏ミカンをイメージした風鈴をつるし、黄金崎クリスタルパークを出発。買い求める人のほか、「写真を撮っていいですか」と声を掛ける人が多かった。

 居山代表は「地域住民や観光客に親しまれる風物詩として長く続けていきたい」、辻さんは「多くの人に風鈴の音色を楽しんでほしい」とそれぞれ話した。

 かも風鈴は旧賀茂村時代に誕生した。宇久須のケイ石を使い、通常のガラスよりも丈夫で響きの良い音色が特徴となっている。

 次回は6月2日で、午後1時から田子地区、2時半から安良里地区で実施する。問い合わせは黄金崎クリスタルパーク内の事務局〈電0558(55)1515〉へ。

 【写説】風鈴の引き売りに集まる子どもたち=西伊豆町宇久須