昼食を取りながらざっくばらんに面談する一条さん(左)と会社幹部=南伊豆町湊の美浦

 人手不足の続く建設業界で人材を確保しようと、南伊豆町湊の長田建設工業(長田芳郎社長、社員26人)は、会食や観光を組み合わせたカジュアルな採用選考を本年度から行う。28日に初めて1人の新卒生が受験し、会社幹部とざっくばらんに意見を交わした。

 選考を受けたのは富士宮市の日本建築専門学校4年の上条健一さん(21)=青森県出身=。長田社長と一緒に近隣の同社施工物件を見学し、湊の温泉宿美浦で昼食をした。弓ケ浜や石廊崎も回り全体で5時間掛かった。

 同社は近年、公式ウェブサイトを工夫し仕事風景や従業員の趣味を紹介している。上条さんはサイトに引かれ選考を受けたという。「ほかにない面白い会社だと思った」と語る。実際に社長と面談し「アットホームで距離を近く感じた」と話した。

 長田社長は「珍しく天城峠の向こうから来てくれた。貴重な人材だ」と述べた。同社は本年度3人の採用を目指している。

 【写説】昼食を取りながらざっくばらんに面談する一条さん(左)と会社幹部=南伊豆町湊の美浦