話し合いながら地域の土砂災害ハザードマップを作る住民ら=下田市立稲梓中体育館

 ■訓練、災害時想定の地図作りも

 6月の「土砂災害防止月間」に合わせ3日、賀茂6市町で土砂災害防災訓練が繰り広げられた。各市町でモデル地区を選定、避難訓練や防災講座などを実施し、土砂災害に備えた。

 下田市は、箕作区をモデル地区に稲梓中体育館で行った。地域住民と地元消防団、市、賀茂地域局、下田土木事務所、下田警察署から約60人が参加した。

 住民は午前8時40分、市による避難勧告を受け、稲梓中に集合。まず県河川砂防局の相場啓嗣主査を講師に、防災講座を受講した。土砂災害の種類(土石流、地滑り、がけ崩れ)や原因、発生状況、身を守るための備えなどを学んだ。

 相場主査は、土砂災害から身を守るための備えとして▽まず市町のハザードマップやインターネット(県砂防課のホームページから検索)で危険箇所を知る▽避難する場所と経路を知る▽避難するタイミングおよび避難行動を知る▽避難訓練に参加し「模擬避難」を実践する―といったポイントを指摘した。

 この後、3グループに分かれ、ハザードマップづくりに取り組んだ。実際の避難行動に生かすため、地図に地域の情報を書き込みながら、災害時に起こり得る事態を想像した。住民は「川を渡ることなく、避難所へ行ける最短ルートは」「土地が低い方には避難しない方が良い」などと話し合いながらハザードマップを作った。

 【写説】話し合いながら地域の土砂災害ハザードマップを作る住民ら=下田市立稲梓中体育館