シンボルをかたどったご神体神輿を担ぐ若衆=東伊豆町の稲取温泉街

 ■下田芸妓、祝いの舞

 東伊豆町の稲取温泉で3日夜、男性のシンボルをかたどったご神体を神輿(みこし)に乗せて練り歩く「第53回どんつく祭」(稲取温泉観光協会主催)が開かれた。観光イベントとしては最後とあって多くの住民が繰り出し、観光客とともに天下の奇祭を楽しんだ。

 疫病を治した赤面青面伝説に基づく、夫婦和合や子孫繁栄など五徳を祈願する祭典。午後7時、歩行者天国となった稲取文化公園前の温泉街を会場に開幕した。

 厳かな神事に続き、若衆の代表が「われらのご神体を天高く突き上げろ!」と叫ぶと「オー!」と大歓声が上がった。

 人波の中、長さ2・2メートルのご神体神輿が威勢良く練った。途中、若い女性たちが次々とご神体にまたがると「ソイヤ、ソイヤ!」と盛り上がりは最高潮。赤面と青面も、シンボルをかたどった棒を手に会場を回り、無病息災を願う人々に触れさせたり、体の一部をさすったりしていた。

 会場の一角には、50回を記念し2015年に制作した長さ4・2メートル、重さ2・2トンの巨大なシンボルが展示され、存在感を示していた。

 特設舞台では、稲取と下田芸妓(げいぎ)が祝いの舞を披露。温泉街にはさまざまな露店が並んだ。餅まきに続き、約千発の花火が夜空を彩った。

 【写説】シンボルをかたどったご神体神輿を担ぐ若衆=東伊豆町の稲取温泉街