耳を澄ませば聞こえてきそうな風や水の音など、さわやかな作品が並ぶ企画展=下田市宇土金の上原美術館・近代館

 ■須田国太郎の「尾道水道」初公開

 下田市宇土金の上原美術館で、新企画展「風のささやき、水のゆらめき―絵に描かれた美しき風景―」(近代館)と、「すがたうるわし―仏像と近代絵画の出あい―」(仏教館)が開かれている。

 近代館の「風のささやき、水のゆらめき」は、絵画に描かれた風や水の表現に注目した。クロード・モネの「ジヴェルニー付近のセーヌ川」(1894年)、安井曽太郎の「十和田湖」(1932年)など17点を展示。このうち、須田国太郎の「尾道水道」(46年)は、新収蔵品で同館初公開となる。

 仏教館の「すがたうるわし」は、仏像と近代絵画のコラボレーション企画として、それぞれの作品が持つやかわらかな美しい形、うるわしい姿に焦点を当てた。新収蔵品の「薬師如来座像」(平安時代後期)、オディロン・ルドンの「ブリュンヒルデ、神々のたそがれ」(1894年)など15点を展示した。

 涼やかな水辺の風景や、仏像の優しい表情など、いずれの作品も鑑賞者を「さわやかな気持ち」に誘う作品が並んでいる。

 9月17日まで。会期中無休。午前9時~午後5時。問い合わせは同館〈電0558(28)1228〉へ。

 【写説】耳を澄ませば聞こえてきそうな風や水の音など、さわやかな作品が並ぶ企画展=下田市宇土金の上原美術館・近代館