■野生絶滅種

 東伊豆町稲取の動物園「伊豆アニマルキングダム」で、野生絶滅種に分類されるシロオリックスの赤ちゃんが誕生した。母親の世話で順調に成育している。

 シロオリックスは、ウシ科の草食獣。アフリカ北部のサバンナに分布し湾曲したサーベル状の角が長さ1メートルに及ぶ。角目的の乱獲などにより、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストで「2000年に野生絶滅」とされ、国内で飼育している動物園は数カ所しかないという。

 アニマルキングダムでは、12年までに雌雄2頭ずつ導入、13年から赤ちゃんが生まれており今回で5頭目となった。8日に誕生しおよそ体長50センチ、体重10キロで性別はまだ不明。よちよち歩き母乳を飲んだり母親カンナに甘えたりしている。

 ウオーキングサファリ展示場で公開しているが、母親が安全な場所に隠すことがあるため見られない時もある。同動物園は「あと1、2週間で歩き回るようになる。かわいい姿を見てほしい」と話している。赤ちゃんを加えた飼育数は7頭となった。

 【写説】誕生したシロオリックスの赤ちゃん=東伊豆町稲取(伊豆アニマルキングダム提供)