業者提案に対し意見を交わす市民ら=下田市役所

 ■ワークショップに市民20人 

 下田市の新庁舎建設事業で市は24日、プロポーザル方式で選定した設計業者の提案に対し、市民の意見を聴く第1回ワークショップを市役所で開いた。市民約20人が参加し、業者から説明を受け「新しい庁舎にはどのような機能が必要か」をテーマに意見を交わした。

 市は提案にあたり、(1)機能的で使いやすい庁舎(2)防災拠点としての安心・安全対策(3)事業費を抑えた経済的な施設整備(4)隣接する稲生沢中(庁舎完成1年後の2022年3月に閉校)施設の有効利用―の5点のテーマを設定した。

 これを踏まえ設計業者は、3階建て庁舎とし、現稲生沢中の技術棟にレストラン、体育館に多目的ホール、校舎棟に健診センターを描いた。庁舎から中学校に通り抜けるプロムナードを造り、東側に芝生広場を配した。

 特に庁舎棟1階に普段は多目的に利用する開放型議場を配置した設計が大きな特徴。

 この提案に対し、「開放的なデザインで、閉庁時も市民に開かれている考え方が良い」「議場がフラットになっていて使い勝手が良さそう」などの賛同意見があった一方、「国道側の入り口が狭い」「人口減が進む中、レストランは採算がとれるのか」などの疑問の声があった。

 このほか、防災拠点としての安全性や完成後のメンテナンスなどに対する質問もあった。

 ワークショップは、28日午後7時から稲生沢公民館でも開催される。市は今後、市民意見を踏まえ、9月末までに基本設計、来年5月末までに実施設計をつくる予定。

 【写説】業者提案に対し意見を交わす市民ら=下田市役所