フリーズドライ機器の説明をするグローバルコム担当者=南伊豆町子浦の旧三浜小

 ■町と施設貸し出し協定

 南伊豆町子浦の旧三浜小に、東京都の企業が食品フリーズドライ加工場を開設した。地元の果物や野菜、魚、獣肉などを加工し首都圏などで販売する。将来的に住民を中心とした法人化を目指すという。6日に住民説明会を行い、町と施設貸し出しの協定を結んだ。

 加工場を開設したのはIT関連会社「グローバルコムホールディングス」(亀井直文社長)で6月、旧給食室に加工機器と冷凍庫を設置した。同社の田上亜美子さんと子浦の内山明美さんが業務にあたりイチゴやキンメダイ、イノシシ肉などの試作をしている。

 理論上は凍るものなら何でも加工できるという。長期間の保存が利き軽量で輸送費も安いため、富裕層向けの食材や土産として販路をつくる。

 今後は雇用の拡大も図る。田上さんは「機器の操作は難しくない。袋詰めなど人手が要る」と話す。亀井社長は「南伊豆はやる気ある女性や若者が多く法人化を考えている。近いうちに結論を出したい」とした。

 同町は来年3月末まで、無償で給食室を貸し出す。同社のほかにも防災などの研究で借りたいという事業者がいるという。

 【写説】フリーズドライ機器の説明をするグローバルコム担当者=南伊豆町子浦の旧三浜小