ビーチ映像配信の利点を説明する向原さん=下田市外ケ岡

 ■市と観光協 首都圏との天候差対策で 地元の海の魅力、世界にPR

 下田市内4海水浴場で今夏から、ライブカメラでビーチの状況を撮影し、インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」で24時間リアルタイム配信する取り組みが始まった。「下田の海がユーチューバ−に」をコンセプトに市と市観光協会が実施している。首都圏と下田の天候差による観光・海水浴客の来訪機会減少を防ぐとともに、地元の海の魅力を世界にPRする。

 昨夏の首都圏の記録的豪雨で、下田が好天でも海水浴客が訪れず人出が減ったことをきっかけに企画。白浜中央、外浦、白浜大浜、田牛にカメラを設置し、同サイトに「LIVE SHIMODA」チャンネルを開設した。22日の時点で960人以上が登録し、21、22の両日には日本や米国、台湾などで合計2万回以上の視聴があったという。

 東京、渋谷、横浜のJR各駅に視聴用のタブレット端末を設置したほか、JR、JTBなどのパンフレットにチャンネルのQRコードも掲載。海ごとの異なる魅力だけでなく、秋や冬など四季の美しさを視聴者に伝えるデジタルパンフレットとしての役割も期待されている。

 田牛の渡辺藤男区長は「観光地として情報の提供は重要。遊泳禁止などの情報が現地に来なくても分かるので良い」と語った。

 同協会所属の地域おこし協力隊・向原一平さんは、画角の中でのイベント開催も検討していると述べ「ノルディックウオーキングやフラなど、何か企画したい人がいれば連絡してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同協会〈電0558(22)1531〉へ。

 【写説】ビーチ映像配信の利点を説明する向原さん=下田市外ケ岡