全国大会に出品する「三面彼女」の説明をする鈴木さん=下田市の下田高

 第42回全国高校総合文化祭美術・工芸部門に、県立下田高美術部3年の鈴木莉子さん=下田東中出=のアクリル画「三面彼女」が出品される。同校からの全国出品は2008年の統合以来初めて。17年11月に静岡市駿河区で開催された県総合文化祭の平面絵画種目で上位5作品に入った。

 県大会は、東、中、西部から5種目に計100点以上の出品があった。絵画種目では、上位5作品が8月7~11日に長野県上田市のサントミューゼで開かれる全国大会の出展作品に選ばれた。

 鈴木さんの作品は「分かっているけど好きにはなれない」と語る心の中の「明るい部分」「暗い部分」「弱い部分」に焦点を当てた50号の大作。明るくぼんやりとした背景の中に、同一女性の異なる三つの表情を描いてそれぞれの部分を表現した。明るい雰囲気を出すため背景に白や黄、黄緑色などを使い、短髪の女性の目線や顔を向ける角度など細部にもこだわった。

 幼いころから絵を描くことが好きだったという鈴木さんは、高校進学後も県東部展で入選するなど一定レベル以上の作品を描き続けてきて、今回の作品はその集大成。鈴木さんは全国大会出品について「信じられない。出られるだけで満足です」と笑顔で語った。

 【写説】全国大会に出品する「三面彼女」の説明をする鈴木さん=下田市の下田高

 【写説】全国大会に出品する鈴木さんの作品「三面彼女」