涼しい古民家で夏休みの課題や絵日記に取り組む子どもたちと見守る池内代表(奥)=河津町見高

 ■放射能気にせず保養

 原子力発電所事故被災地の子らに保養を提供する「2018福島の子どもキャンプin伊豆」が8月2日まで、河津町見高の古民家で行われている。ボランティア団体が今年も、福島市と福島県郡山市の2~12歳9人と母親ら5人の4家族14人を受け入れた。子どもたちは放射能汚染の心配から解き放たれ伸び伸びと過ごしている。

 松崎町大沢の池内三津子さん(62)が代表を務める団体「保養ネット・よこはま」が2012年から毎夏行っている。国内外の個人や市民グループから支援を受け、地元などのボランティア約20人が協力する。

 今年は26日から7泊8日の日程で、木立の中の涼しい古民家で夏休みの課題や絵日記に取り組んだり、周囲の自然豊かな野山での遊び、近隣での海水浴、オリジナル木製バッジやパズル作りを楽しんだりする。

 小学1年の息子と参加4回目の伊勢理咲子さん(41)は「毎年特別な思い出になっているようで、子どもがずっと楽しみにしていた。朝、セミの声で起きるなど自然や海をたくさん感じて過ごしたい」と笑顔を浮かべ、受け入れに感謝した。

 同団体によると、被災地では7年たっても家を掃除した雑巾などからセシウムが出て、ストレスと不安の中で子育てしているという。

 池内代表は「子どもらには放射能のことなど気にせずいっぱい楽しんでいってほしい」と話した。

 【写説】涼しい古民家で夏休みの課題や絵日記に取り組む子どもたちと見守る池内代表(奥)=河津町見高