橋脚の基礎工事の巨大な穴に目を見張る日下兄弟(手前左の2人)=河津町大鍋

 ■伊豆縦貫道の建設現場見学

 建設土木の仕事を目指す首都圏の高校生を対象とした「仕事体験&移住体験ツアー『どぼくだ!しもだ』が27日、賀茂地区で始まった。東京都内の男子高校生2人が参加し、2泊3日の日程で土木現場の見学や仕事体験とともに、土木関係者と交流している。

 賀茂地域の建設業の担い手確保を目的に、下田建設業協会(河津市元会長)が開いた。

 参加者は、工業科と商業科を併設する都立橘高定時制4年の日下櫂君(18)と同3年の日下憲君(17)兄弟。引率の教師2人とともに来訪した。

 初日は下田市東本郷の同協会会館でオリエンテーションを受けた後、さっそく河津町大鍋の伊豆縦貫自動車道・河津下田道路の建設現場を見学。施工する河津建設工事本部の河津元課長が案内した。

 河津課長は、まず伊豆縦貫道の建設目的を説明した。「この地域は道路が脆弱(ぜいじゃく)で、災害時には孤立化する心配があり、大きな病院もない。この道路が完成すると緊急輸送、救急医療や観光支援、交通渋滞の緩和などが期待できる」と述べ、土木工事が社会に大きく貢献していることをアピールした。

 この後、2人はダイナマイトの起爆や、巨大な穴が空いた橋脚の基礎工事の模様などを見学し、目を見張った。

 2日目以降は、ドローンの操縦や測量体験などに取り組む。土木の魅力を発信するプロモーションビデオ(PV)の撮影も予定している。

 日下櫂君は「将来の職業の選択肢の一つとして関心があり、参加しました。実際の現場をしっかり見て勉強していきたい。PVの出演も楽しみ」と話した。

 【写説】橋脚の基礎工事の巨大な穴に目を見張る日下兄弟(手前左の2人)=河津町大鍋