各地の被害情報を収集し応急対策を立てる職員たち=下田市敷根の県賀茂危機管理庁舎

 ■連携体制 強化図る 

 本年度総合防災訓練の一環で、賀茂方面本部運営訓練が30日、下田市の県賀茂危機管理庁舎と県下田総合庁舎で行われた。2庁舎体制での実施は初めて。県職員を中心に関係行政機関や民間企業の職員など60人以上が参加し、大規模災害発生時の救助、連携体制の強化を図った。

 県内4方面本部で行う一斉訓練。賀茂1市5町、下田署、下田消防本部、下田海上保安部、陸上自衛隊などが参加した。

 訓練は29日午前8時半ごろに駿河トラフ・南海トラフ沿いでマグニチュード(M)9・0の巨大地震が発生したとの想定で行った。

 職員たちは24時間後に庁舎に集合し、3班に分かれ各地の被害状況を確認、救助部隊の派遣要請をするなどした。2庁舎間で連絡を取り合いながら「津波で流されてきたプロパンガスが漏れている」「発電用の燃料を補給したい」といった問題への対応を考えた。

 北村誠賀茂方面本部長は「初の2庁舎体制にしてはうまくできたが、実際は想定外の問題が多発するだろう。そのこともしっかり意識して今後に生かしてほしい」と講評した。

 【写説】各地の被害情報を収集し応急対策を立てる職員たち=下田市敷根の県賀茂危機管理庁舎