山本支所長から施設や水産物の説明を聞く諸岡さん=西伊豆町の伊豆漁協仁科支所

 西伊豆町で5日、農林水産省の若手幹部候補職員の水産業研修が始まった。水産庁の増殖推進部研究指導課漁船漁業対策室の諸岡詩織さん(25)が18日まで、伊豆漁協仁科支所で活動し、体験などを通じて西伊豆の漁業に理解を深める。

 同省が2016年度から入省2年目の職員を対象に行っている独自の研修プログラム。農業・漁業を体験し、地域の実態に即した施策の企画・立案を行う感覚を養うことを目的としている。県が受け入れを行っている。同支所が研修先に選ばれるのは初めて。

 活動初日は、前日の台風の影響で漁ができないため、同支所で山本伸人支所長や町職員らから町内の漁業者の現状について聞いた。施設や西伊豆で取れる水産物についても説明を受けた。

 今後は漁の体験、水揚げの手伝いなどの活動に取り組む。諸岡さんは「机の上だけでは分からないことを実際の現場で体験し、多くのことを学びたい」と活動への意欲を語った。山本支所長は「西伊豆では漁業者が減り、高齢化も進んでいる。そういった問題を知ってほしい」と話した。

 同支所では10月にも他の職員が研修に訪れる。

 【写説】山本支所長から施設や水産物の説明を聞く諸岡さん=西伊豆町の伊豆漁協仁科支所