真剣な顔で硬筆の練習に励む鈴木さん=南伊豆町青市のさと海会

 ■3カ月で400回 繰り返し練習で栄冠

 南伊豆町青市の書道教室・さと海会の鈴木せいらさん(南伊豆東小4年)がこのほど、第30回「全国ひらがな・かきかたコンクール」(全国書写書道教育振興会主催)毛筆部門で最高賞の文部科学大臣賞を受賞した。3カ月間にわたり300~400回課題を繰り返し書き、栄冠をつかんだ。

 幼児~小6が参加し毛筆と硬筆の2部門で応募総数は1万5862点。文科相賞は11人で、課題別の最上位者に贈られた。鈴木さんの課題は「さくら」で719点が集まった。

 鈴木さんは4月から応募締め切りの7月まで、課題の文字を書き続けた。「“さ”の2筆目から3筆目の流れがうまくいかず長い時間書き直した」と語る。練習を続ける中で「“ら”の最後のはらいで徐々に筆先がまとまり1本になった。達成感があった瞬間だ」と振り返った。

 鈴木さんは現在、行書に挑戦中で表現の幅を広げている。教室を主宰する荒井里美さんは「同じ課題を繰り返すと飽きてしまう子が多い中、ギリギリまで頑張った執念の成果」と講評した。

 【写説】真剣な顔で硬筆の練習に励む鈴木さん=南伊豆町青市のさと海会

 【写説】文部科学大臣賞を受賞した鈴木さんの作品