網にかかった伊勢エビを1匹ずつ外す住民=南伊豆町の石廊崎漁港

 ■荒天で2日遅れ 漁師、住民らで活気

 伊勢エビ漁が解禁された南伊豆町の石廊崎漁港で19日早朝、今季初の水揚げがあった。初日の水揚げは昨年よりやや少ない208キロ。荒天のため2日遅れで、港は漁を待ち焦がれた漁師や手伝いの住民で活気づいた。

 午前3時40分ごろ、9人が乗った3隻の漁船が出航し、約100メートル沖へ前日に仕掛けた刺し網を引き上げた。港では住民が待ち受け、慣れた手つきで網に絡んだエビを外した。

 伊豆漁協職員でこの道40年の藤井初秀さん(67)は「今日は小ぶりかな。石廊崎のエビは身がしっかりしている」と話し、忙しく手を動かした。石廊崎海老組合の鈴木萌組合長(31)は「水温は27度で月が明るかった。まずまずの結果」と振り返った。

 同町では毎年、約40トンの漁獲がある。ピークは年末にかけてで来年5月まで続く。漁協直売所では1キロ6480円で販売している。

 【写説】網にかかった伊勢エビを1匹ずつ外す住民=南伊豆町の石廊崎漁港