旧町内の活性化に向けて意見を述べ合う出席者=下田市立中央公民館

 ■空き家再生、拠点創出 宿泊業者らと意見交換 「町民」増やし推進

 下田市の任意まちづくり団体「ゆるいず」(佐藤潤、森田陸共同代表)が、旧町内の再興を目指す「下田旧町内みんなのふるさと化計画」を進めている。空き家や空き店舗を有効活用してにぎわい創出の拠点とし、旧町内を第二の故郷とする「下田旧町民」を増やすなどして中長期的に同地域の活性化を図る。今後は空き家のリノベーション(再生)に向けたクラウドファンディングによる資金調達などに取り組む。

 ゆるいずは2016年、旧町内出身の佐藤代表が街歩き事業を行う団体として設立。既に個人で同地域の活性化活動を進めていた会社員の森田代表(39)=静岡市=が参加し、18年から本格的なまちづくり活動を始めた。

 同計画は「街づくり」と「人あつめ」の2本柱。街づくりでは、空き家や空き地を民泊施設などに改装することで旧町内外の交流拠点とし、拠点を増やし地域全体をリノベーションした上で一つのコミュニティーとしてPRする。人集めでは、全国各地の旧町内に愛着を持つ人を対象に、町内会費の支払いなどの義務を果たすことで宿泊費割引、カーシェアリングや提携企業のサービスといった特典を受けられる「下田旧町民」を増やす構想だ。

 15日夜に中央公民館で開いた意見交換会には行政職員や宿泊業など12人が出席。同地域の問題や課題、魅力などについて自由に意見を述べた。

 両代表は「さまざまな意見、考えをくみ取りながら計画を進めたい」「今は理解者が一人でもいれば良い方。まずは小さな成功体験を一つつくりたい」と語った。

 【写説】旧町内の活性化に向けて意見を述べ合う出席者=下田市立中央公民館