下田市の新市庁舎建設計画の議場設置位置を巡る問題に対して、市当局が修正案の検討を進めていることが20日、関係者への取材で分かった。敷地内に新たに別棟を建設し議場を設けるなどの案が候補にあり、10月2日の市議会最終日に全員協議会を開催し、議員に内容を提示する予定だという。

 修正案は、議員側の要望を可能な範囲で組み入れた内容で調整を進めているという。「私たちも否決は避けたい。市に投げたボールが初めて返ってきた。これが可決に向けた前進につながるかもしれない」と前向きに評価する議員の声もある。

 これまでの市の設計案は、議場を3階建て庁舎の1階に設けて、閉会時に市民に開放する汎用(はんよう)性の高い施設にする内容だった。一方、多くの議員は「市民の利用頻度の高い市民窓口に利用するべきだ」といった意見から当局の設計案に反対。設計案変更を求める特別委員会報告を賛成多数で可決するなど、来年3月に提出が予定されている建設予算案が否決されかねない状況が続いていた。