2人がかりで立ち上がり階段を下る虎の舞=南伊豆町の小稲海岸

 南伊豆町の小稲地区に伝わる「小稲の虎舞」が22、23の両日夜、小稲海岸で奉納上演された。若衆の小稲来宮会(松本正一会長)が、浄瑠璃劇をもとにした勇壮な舞踊を披露した。

 来宮神社の例祭で22日が宵祭り、23日に本祭りを行った。一つの虎の着ぐるみに2人が入り、「虎山」と呼ばれる舞台を踏み鳴らして観衆を沸かせた。今年の和藤内は土屋怜雄さんが務め、格闘の末に虎を生け捕り舞台を降りた。

 近松門左衛門の「国性爺合戦」虎退治の場面を題材とし、国選択無形民俗文化財と県無形民俗文化財に指定されている。松本会長は「雨も多く稽古ができない日が多かった。無事に祭りができてなによりだ」と話した。

 【写説】2人がかりで立ち上がり階段を下る虎の舞=南伊豆町の小稲海岸