利用者と笑顔で会話し介護する和泉さん(左)=西伊豆町の太陽の里

 ■「認められてうれしい」 同一目線の会話など評価 

 西伊豆町仁科の特別養護老人ホーム太陽の里に勤務する介護福祉士の和泉文俊さん(51)がこのほど、静岡市で開かれた「ふじのくにケアフェスタ2018」(県主催)の介護技術コンテスト・入浴(重度)部門で最優秀賞に輝いた。和泉さんは「今までやってきたことが認められてうれしい」と話した。

 コンテストは軽度または重度の利用者への対応技術を競うもので、入浴のほか、食事と排せつの部門がある。審査員は県介護福祉士会が務め、コミュニケーション、介護の工夫などを審査した。

 入浴(重度)部門には書類選考で選ばれた11人が出場。95歳で寝たきりの女性役に、気持ちよく足浴を楽しんでもらうための対応を行った。和泉さんは安全第一を心掛けた介護と、利用者へこまめに声をかけ相手の意思確認、情報の伝達を図った。和泉さんは「女性(役)とは初対面なので『ここでこうして』などと固まった考えはせず、相手とのコミュニケーションの中で、先のことを考えて行動した。特別なことはしていない」という。同施設の渡辺サチ子施設長は「一方的な介護サービスではなく、相手の目線に合わせた会話と意思の確認など、一つ一つが丁寧で良かった」と評価した。

 和泉さんは同施設で介護や相談員などを担当し、他の職員の指導的立場にある。「一緒に働く仲間にも良い影響を与えることができたらうれしい」と話した。

 【写説】利用者と笑顔で会話し介護する和泉さん(左)=西伊豆町の太陽の里