困難を乗り越え順調に育っているレオ=下田市三丁目の下田海中水族館

 ■将来、シンボルに

 生後8カ月で母親と死別したバンドウイルカの雄「レオ」が、下田市三丁目の下田海中水族館(阪本清嗣総支配人)で、今夏無事に2歳の誕生日を迎え順調に育っている。毎日元気に訓練を重ね、将来的に水族館のシンボルになることが期待されている。

 レオは2016年8月14日に生まれた。すくすくと育っていたが突然母親との死別という試練に直面。精神的なショックで餌を食べなくなった。一時健康状態が危ぶまれたが、水族館のスタッフが総動員で人工保育を行い、母親と仲の良かった大人のイルカ「ミカン」が乳母役を務めるなど周囲の支えもあって困難を乗り越えた。

 今では体長約2・1メートル、体重約120キロにまで成長。仲間と一緒にジャンプなどのパフォーマンスを披露できるようにもなった。

 飼育係の安田健太さん(26)は「一時は命を救わなければならないプレッシャーがあったが、今はほっとしている」と2年間を振り返り「うちで唯一の雄なので、将来水族館の“顔”になるよう立派に成長してほしい」と語った。

 同水族館は11月25日まで、レオの2歳を祝い来館した4歳~小学6年生にオリジナル缶バッジをプレゼントしている。問い合わせは同水族館〈電0558(22)3567〉へ。

 【写説】困難を乗り越え順調に育っているレオ=下田市三丁目の下田海中水族館