登場人物の心情を多彩な演技で表現する土屋さん=下田市民文化会館(2018年9月26日撮影)

 世界各国で活動する下田市出身の女優・土屋春菜さんが28日夜、単独公演「Juliette ジュリエット」を市民文化会館で開いた。演劇とパフォーマンスの織り混ざった舞台を披露し、約120人の観衆を幻想的な世界に引き込んだ。

 英国の劇作家ウィリアム・シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」に着想を得て、土屋さんが書き下ろし翻訳して創り上げた舞台。ジュリエットと、彼女を20年間演じ続ける女優・桜が登場し、物語の世界と現実の世界、英語と日本語が交錯する不思議なストーリーだ。

 土屋さんは1人二役を演じ、ジュリエットの喜びや悲しみ、恋心を多彩な表情や声音などを交えた繊細な演技で表現。一方、舞台に魂を賭けた桜の心情を美しく大胆に演じるなどして来場者を魅了した。最後に「いろいろな方が協力、応援してくれたからここに立てている。本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べた。

 中学時代の指導教諭は余韻に浸りながら「成長した姿に驚いた。今後も世界で活躍し下田の人に夢を与えてほしい」と語った。

 【写説】登場人物の心情を多彩な演技で表現する土屋さん=下田市民文化会館(2018年9月26日撮影)