乳幼児期に大切なことについて話す小林さん=松崎町の松崎高

 県立松崎高は1日、同校で創立記念講演会を開いた。生徒、教員、西豆地区更生保護女性会員が参加。県内の高校で長年教員を務めた小林洋子さんが「未来の親に伝えたい」をテーマに、乳幼児期の子どもとの関わりについて語った。

 小林さんは少子化が進む日本で、近年は子守の体験、赤ちゃんをあやした経験がないまま親になる人が増えている現状を踏まえ、これから親になる生徒たちに乳幼児との接し方や関わりの大切さを説明した。

 子どもは愛されることで「思いやり」「良心」などの基が築かれると話し、「『ヒト』として生まれ、愛されて初めて人間になる。愛することこそしつけ」と訴えた。

 3歳ごろになると、友だちとの遊びやけんかを通じて「適切な自己主張力」が育まれるという。そのため「急いで大人の目から見たいい子にしない」「周囲との関わりが適切な自己主張力につながっていく」などとアドバイスした。

 小林さんは最後に「あなたの命はあなただけのものではない。多くの人がつないできたとても大切な命だと忘れないでほしい」と話した。

 【写説】乳幼児期に大切なことについて話す小林さん=松崎町の松崎高