台風の影響で落下したオリーブの実=下田市吉佐美の伊豆白浜オリーブ園

 ■夏と合わせ1トン落下 「自然災害続くと困難」

 台風24号の影響で、下田市内唯一のオリーブ農家・野口茂臣さんの経営する吉佐美の「伊豆白浜オリーブ園」が壊滅的な被害を受けたことが、4日までに分かった。夏場の台風の分も合わせると、合計数百キロ~1トン近くの実が落下するなどしたという。

 同園は約10アールの吉佐美の圃場(ほじょう)で、搾油・加工用の「ピクアル」「ミッション」など10品種以上約150本のオリーブを栽培。年間600キロ以上を収穫できた年もあったという。

 だが今回の台風で実が落下したり、傷ついて腐ったりしたほか、オリーブの木が何本も倒れ、葉が塩害を被むるなどした。野口さんは「(夏の被害が大きかったから)これでとどめを刺された。自然災害が続くとオリーブの栽培は難しい」と肩を落とした。

 市が取り組む「オリーブのまちづくり推進事業」の一つで、15日に予定されていた「オリーブ新漬教室」も同農園がオリーブの実を提供できなくなり中止となった。

 【写説】台風の影響で落下したオリーブの実=下田市吉佐美の伊豆白浜オリーブ園