黄金色の稲穂を刈り取る参加者=松崎町の石部の棚田

 「棚田オーナー制度」を取り入れている松崎町の石部の棚田で6、7の両日、秋恒例の収穫祭が開かれた。県内外からオーナー会員と家族、地元関係者ら約350人が参加し、黄金色に実った稲穂を収穫した。

 参加者は石部地区棚田保全推進委員会や地域住民から手ほどきを受けながら収穫作業に汗を流した。刈り取った稲は束にまとめ、はざ掛けして天日干しした。稲を束にする方法が分からないため、近くの参加者に教わりながら作業する人もいた。家族3人で川崎市から参加した石渡絢音さん(12)は「疲れたけど楽しかった。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 収穫祭は9月に実施予定だったが、台風24号の接近により、1週間延期した。同委員会の高橋靖会長は「今年は豊作と喜んでいたが、台風被害で例年並みになってしまった。延期したことで参加者が減ってしまい残念」と話した。

 棚田は約1・6ヘクタール、280枚を貸し出している。本年度のオーナー会員は90件、出資金で収穫米を受け取るトラスト会員は66件となっている。収穫米はオーナー会員へ20キロ、トラスト会員へ5キロが贈られる。

 【写説】黄金色の稲穂を刈り取る参加者=松崎町の石部の棚田