勇壮に手筒花火を打ち上げる若衆=下田市の稲生沢中グラウンド

 下田市河内の諏訪神社で江戸時代に始まった伝統行事「奉納花火大会」(河内区主催)が6日夜、市立稲生沢中のグラウンドで開かれた。地元の若衆と伝統花火保存会のメンバーら約30人が、大小50本以上の手筒花火を勇壮に吹き上げた。

 手筒は竹材をござで巻く伝統製法で手作りしたもの。使い終わった手筒は縁起物とされ、商売繁盛などを祈願して玄関に置く風習がある。

 上半身裸の若衆らが手筒を抱えて登場し、火の粉を浴びながら豪快に花火を吹かせると、大勢の来場者から歓声が湧いた。

 息子の勇姿を見守っていた山下女(すなお)さん(74)は「何カ月も前から準備していたからね」と感慨深げに語り「こんなにきれいな花火を見ることができて良かった」とほほ笑んだ。

 【写説】勇壮に手筒花火を打ち上げる若衆=下田市の稲生沢中グラウンド