トチノキの花を見つめる堤さん=西伊豆町仁科

 西伊豆町仁科の堤正夫さん(77)宅で、春から初夏にかけて花を咲かせるトチノキが、一枝だけ咲いている。堤さんは「トチノキを植えて25年ほどになるがこの時期に咲くのは初めて」と驚きを語った。

 トチノキは落葉高木で、国内に広く分布している。初夏ごろに花が咲き、秋にゴルフボールくらいの実を付ける。

 堤さんが育てたトチノキは高さ5メートルほど。花が咲いたのは3メートルほどの枝で、他の枝は葉が落ちてしまっているのに、なぜか青々とした葉を付けている。15日に咲いているのを見つけたという。堤さんは「何か良いことの前触れかもしれない」と笑顔を見せた。

 木や花の相談を受け付けている浜松市緑化推進センターによると「この時期に花を咲かせることは通常ではありえない」という。その上で「異常気象や台風による塩害により、トチノキの開花や落葉の周期が狂ったのではないか」と話した。

 【写説】トチノキの花を見つめる堤さん=西伊豆町仁科