整備した岩場で旧加増野小の校歌を歌う運営委員会のメンバーら=下田市加増野

 ■ポーレポーレ運営委、体験会など開き魅力周知を

「子ども時代の懐かしの場所を復活させたい」−。そんな思いから、下田市加増野で里山や荒廃林の再生に取り組む「加増野ポーレポーレ運営委員会」(加藤光広委員長)は、地元の同名施設の裏山にある岩場(通称・見晴らし岩)に続く山道を整備し、50年以上前の人気の“遊び場”を復活させた。今後は同岩場を開放し、さまざまな体験会などを開いて、里山の魅力を知る機会づくりにもつなげる予定だ。

 見晴らし岩は、高さ約40メートルに位置し、目の前に塔野平の絶景が広がる。旧加増野小の児童たちが手作りのグライダーを飛ばす絶好の遊び場でもあった。しかし、山林の荒廃や少子高齢化などで地元の人の記憶からも消えかけていた。

 そんな状況を変えようと昨年秋、同運営委のメンバーが立ち上がった。市内の林業関係者に協力を依頼し、木を伐採して道を切り開いた。岩場には落下防止柵を設置し、子どもが安心して遊べる環境を整えて、今年10月初旬に工事を完了した。

 16日、運営委員会のメンバーら15人前後が集まり、山道入り口で開山式を開いた。その後、山道を歩いて見晴らし岩に上り、記念写真を撮ったり、旧加増野小の校歌を歌ったりした。加藤委員長は「多くの人にここからの見晴らしの良さを知ってほしいし、地元の人には昔を思い出してほしいね」と笑った。

 ■28日にグライダー作り体験

 下田市の加増野ポーレポーレ運営委員会は28日午前9時半から「グライダー作り・飛ばし体験」を地元の見晴らし岩で実施する。27日まで参加者を募集している。無料。定員20組。親子連れ大歓迎。組み立てたグライダーは持ち帰ることができる。

 申し込みは同施設〈電0558(28)0002〉へ。

 【写説】整備した岩場で旧加増野小の校歌を歌う運営委員会のメンバーら=下田市加増野