「大楠」前の特設舞台で「飲めや飲めや」と新酒を勧める氏神ら=河津町田中の川津来宮神社

 ■ 境内で「どぶろく開き」 きょう餅投げ、太鼓演奏など

 河津町田中、川津来宮神社の例大祭が20日、始まった。境内で恒例の儀式「どぶろく開き」を行い、氏神などに扮(ふん)した若衆が寸劇を熱演、新酒を振る舞った。

 国から酒造を許可された同神社の川津龍重宮司(77)が毎年秋口からどぶろくを仕込み、酒好きとされる祭神・杉鉾別命(すぎほこわけのみこと)にまつわる民話「鳥精進・酒精進」に着想した寸劇仕立ての儀式を若衆が披露する例大祭最高の呼び物。

 樹齢千年以上とされる国指定天然記念物「大楠」前の特設舞台で、氏神役の鈴木隆さん(53)ら白装束などを身にまとった若衆が演じた。神職が大杯に新酒を注いで出来を尋ねると、氏神は一気にあおり「うまい」「皆の衆、飲めや飲めや」と勧め会場を沸かせた。

 初日は山岡鉄舟書の大旗立て、地元女性グループが造った地みそ販売、奉納餅投げ、鳥酒精進太鼓演奏、家電製品などが当たる大抽選会などもありにぎわった。21日は午後0時半から奉納餅投げ、同太鼓やサックス演奏、フラ披露などを行う。

 【写説】「大楠」前の特設舞台で「飲めや飲めや」と新酒を勧める氏神ら=河津町田中の川津来宮神社