世界無回転卓球協会を立ち上げ来月に初の大会を開く黒田君

 ■ラリー続き初心者も楽しめる

 初心者も楽しめる卓球をつくろうと南伊豆町一色の16歳・黒田旬君が新競技「無回転卓球」を考案した。ラケットにフェルトを貼り回転を抑えたもので、黒田君は競技普及などのため高校に進まず「世界無回転卓球協会」を設立、専門誌で紹介されるなど活躍する。11月18日に第1回大会を下田市で開く。参加者を募っている。

 黒田君は南伊豆中卒で、今は放送大学で学ぶ。中学から卓球を始め昨年まで卓球部の部長、中体連は男子団体で賀茂地区優勝した。

 ところが県大会は歯が立たなかった。黒田君は「回転の軌道変化を読むには幼少期からの英才教育が必要。県以上は名門クラブでならした選手が多くいた」と敗因を語る。この悔しい思いが競技考案の原点になった。

 家族や仲間との数カ月の試行錯誤でフェルトのラケットにたどり着いた。(1)軌道が安定し打ち返しやすい(2)球が弾みにくく卓球台から飛び出しにくい―などの利点が得られた。

 黒田君は「複雑な軌道では初心者はサーブ一発で終わる。無回転ならラリーが続く楽しさを味わえる」と魅力を語る。「卓球は今ブームだ。未経験者にもPRし公式器具販売なども進めたい」と普及を推進する。

 大会は午前9時半からサンワーク下田で行う。定員は男女各16人で参加費1500円。申し込みは協会〈携帯090(5855)6609〉へ。

 【写説】世界無回転卓球協会を立ち上げ来月に初の大会を開く黒田君