連夜集まり伝統の人形三番叟の稽古に励む住民=南伊豆町東子浦の五十鈴公民館

 南伊豆町東子浦の伊鈴川神社に伝わる、人形三番叟(さんばそう)の稽古が佳境を迎える。用具が国の有形民俗文化財になった伝統の芸能で、隔年開催され今年が上演年にあたる。11月1日の本番に向け連夜、住民が集まり汗を流す。

 午後7時ごろ、五十鈴公民館に演者が集まり稽古が始まる。広間を縄で区切り舞台に見たて、本番さながらの演舞を見せる。

 古老のげきが飛び交う中、三番叟のかしらを勤めるのは下田署三浜駐在所の冨田誠一郎さん(35)。集落にとって貴重な若手で参加は4回目だ。

 東子浦の人形は1体を3人で操作するため苦労も多いという。「みんなで息をそろえるのは難しい。でも来てくれた人が喜ぶようしたい」と語った。人形三番叟は1日午後7時ごろから、神社で執り行われる。

 【写説】連夜集まり伝統の人形三番叟の稽古に励む住民=南伊豆町東子浦の五十鈴公民館