関連設備への落雷の影響で運転を停止した東伊豆町風力発電所1号機風車(左)=同町

 ■落雷影響、関連設備が故障 

 東伊豆町白田の町風力発電所で唯一稼働する風車が2カ月間近く運転を停止している。落雷の影響で関連設備が故障したためで、風車本体に損傷はない。町は23日、伊豆新聞の取材に「年内の復旧を目指している」と答えた。売電収入が当初予算より減収することから、今後一般会計からの繰り入れ補填(ほてん)が必要になる。

 同発電所は、2003年の稼働で経年劣化が進んでおり風車全3基のうち3号機(手前)と2号機(中央)が今年1月までに故障で停止した。修繕には工事費を含め数千万円かかるとみられるため、町は復旧を断念、1号機(奥)だけ稼働させていた。

 町によると、1号機が停止したのは8月30日。送電線などのどこかに雷が落ちたとみられ、東京電力との送受電の系統連携設備「単独運転検出装置」が故障した。部品交換が必要で修繕には約200万円かかるという。

 町は現在、部品を手配しており「できるだけ早期の運転再開を図りたい」と話した。

 風車1基の売電収入は1カ月当たり400万円弱となっている。風力発電事業では2基から1基への稼働機減少に伴い約1760万円を補填する一般会計補正予算を9月議会で可決したばかりだった。

 同発電所は、町が事業継承に向けて民間企業と事業可能性の共同検証を進めており、財政支出せずに発電効率の良い新施設導入を目指している。来年2月には検証結果が出る見通しとなっている。

 【写説】関連設備への落雷の影響で運転を停止した東伊豆町風力発電所1号機風車(左)=同町