宵祭り復活に向け連夜稽古に励む若衆=南伊豆町の大瀬漁港

 ■1日、若衆が伝統の太鼓

 南伊豆町大瀬、王子神社の宵祭り(11月1日)が復活する。同町では1、2日に町内ほぼ全地区が秋祭りを行うが、大瀬は10年以上前から1日の宵祭りをやめていた。若者が減る中で祭りに活気を取り戻そうと復活を決めた。若衆の山本広大さん(28)は「太鼓が響けば高齢者も出てくる。楽しくやりたい」と意気込む。

 大瀬は人口274人の海沿いの小集落。山本さんは「何か新しいことをやろうと企画した。好評なら来年さらに盛大にやりたい」と話す。1日は午後6時半ごろから、大瀬公民館に集まり伝統の太鼓を打ち鳴らす。

 稽古は毎晩午後7時半ごろ、漁港で行う。大瀬の太鼓は直径5センチ×長さ20センチの円柱形のバチを使い、しっかり握ってたたくため指が鼓面に当たる。「練習太鼓が黒いのは血の色だ」とうそぶく人も。「なんぞう」「若竹」「岡崎」「しぐるま」の4曲がある。

 【写説】宵祭り復活に向け連夜稽古に励む若衆=南伊豆町の大瀬漁港