救急医療や看護師不足の問題などについて話し合う参加者=下田市中の県下田総合庁舎

 ■時間帯、役割など明確化

 賀茂地域医療構想調整会議の本年度第2回目の会合が23日夜、下田市中の県下田総合庁舎で開かれた。賀茂地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会、県賀茂健康福祉センター、1市5町の関係者ら30人以上が出席。来年度以降の土・日曜日、祝日の救急医療体制について、診療時間帯の区分けや診療所の役割を明確化するなどの方向で調整を進めることを確認した。

 団塊の世代が後期高齢者となる2025年の医療体制について、医療・福祉、行政関係者が協議する会議。

 賀茂医師会の池田正見会長が、来年度以降の休日の救急医療について▽当番医の診療時間を日中と夜間に区分けし診療所が参加しやすい環境を整える▽内科・外科共に全ての日程で当番医を決める▽西伊豆・松崎エリアでは内科・外科の区分をなくして総合診療とする▽毎月第5週目の土日曜日は診療所が担当する−ことなどを検討していると報告した。

 賀茂地区では、診療所の医師の高齢化で救急医療への参加者が偏り、形式的には当番医を置いていない日程の地域もあったことなどから、体制を整理し見直す必要があったという。

 賀茂地区の脳血管疾患と心血管疾患の現状についても議論し「早期発見や予防のために行政・団体が連携禁煙対策を実施するべき」「遠隔診療を行うためのハード面の整備が必要」といった意見が上がった。看護師不足や病床稼働率の問題についても話し合った。

 【写説】救急医療や看護師不足の問題などについて話し合う参加者=下田市中の県下田総合庁舎