台風の被害を受けたキダチアロエの群生地=下田市白浜の一色海岸

 ■台風影響で3割流失、遊歩道など崩壊

 下田市の伊豆白浜観光協会(鈴木和明会長)は24日までに、本年度の「アロエの花まつり」を中止すると発表した。今夏に襲来した台風12、13号の影響で、群生するキダチアロエ約3万株(公称)のうち3割前後が流され、遊歩道や群生地の一部が崩壊したことなどからイベントを開催できないと判断した。現在市が復旧工事を進めていて、群生地周辺は11月下旬、遊歩道は12月中旬までに工事が完了する見通し。

 市と同協会によると、台風の高波で群生地や約400メートルある遊歩道の後半のアロエが流され、倒れるなどした。路肩の崩落や路面のひび割れ、護岸や垣根の損壊といった被害も出たという。

 遊歩道は現在通行止めとなっているが、暫定修復が終わる11月末以降には散策が可能になる。工事と並行してアロエの植栽作業を行う。

 関連イベントの特別謝恩サービスデーが中止となり、アロエ売店も閉鎖する。

 鈴木会長は「今年はいい花を見せたかったが残念。苦渋の決断だった」と厳しい表情で語るも「来期に向けて見応えのある『アロエの里』の復活を目指したい」と述べた。

 アロエの花まつりは毎年12月上旬~1月中旬に白浜の一色海岸で開かれ、1500~2千人ほどの人出がある。見ごろを迎えると、赤いとんがり帽子のような花を見ることができる。

 【写説】台風の被害を受けたキダチアロエの群生地=下田市白浜の一色海岸