多くの人の注目を集める色鮮やかな人形用の着物=松崎町の蔵ら

 松崎町松崎の企業組合「であい村 蔵ら」(青森千枝美代表)は着物の古布を使った人形用衣装の制作に取り組んでいる。世界中で人気のバービー人形(体長約30センチ)に作品を着せて店内の一角に展示し、訪れる人の注目を集めている。青森さんは「2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、日本の良さを伝える一助になればうれしい」と話した。

 同組合は60~80代の組合員27人が活動し、店内で飲食店と手芸品の展示を行っている。

 制作のきっかけは県賀茂健康福祉センター医監兼県賀茂保健所長で、人形コレクションが趣味の本間善之さんが店内に飾られた縫いぐるみの着物が手作りと気付いたことだった。本間さんは地域振興に「和の人形」の活用を提案しており、「着物の人形は人気がある。バービー人形用の着物を作ってはどうか」と青森さんに相談。青森さんは手芸用にためていた古布で制作を決めた。

 制作を始めると「人形遊びみたいで面白い」と参加した組合員たちは夢中になったという。簡単に着せ替えできるようホックを使うなど工夫も凝らした。

 本間さんから借りた正座もできる特別な人形を使い作品を展示している。本間さんは「着物の細部まで作り込まれている。欲しがる人は世界中にいるだろう」と話す。青森さんは「まずはしっかりとした着物を作ることに専念する」と、今は販売は考えていない。

 午前10時~午後4時。木曜定休。問い合わせは同店〈電0558(42)0100〉へ。

 【写説】多くの人の注目を集める色鮮やかな人形用の着物=松崎町の蔵ら