国土交通省で下田市歴史的風致維持向上計画の認定証を受ける福井市長

 歴史まちづくり法に基づく「下田市歴史的風致維持向上計画」が13日、国の認定を受けた。これにより同市は2027年まで10年間を計画期間とし、国の支援を受けながら市内の歴史的な風情や情緒を生かした町づくりを推進していく。

 同法は、歴史的な価値の高い建造物、歴史、伝統を反映した良好な市街地の環境(歴史的風致)を維持・向上させるため2008年に施行された。計画が認定されると、補助対象の拡大や国庫補助率の引き上げなど、国の支援が受けられる。

 全国の認定都市は、同日付で認定された同市と盛岡市を含め70市町となった。伊豆地区での認定は、三島市に続き2カ所目。

 同市は、維持向上すべき歴史的風致として(1)下田八幡神社例大祭(2)黒船祭(3)稲梓地域の祭礼(4テングサ漁をはじめとする磯浜の営み(5)蓮台寺温泉―の5点を挙げた上、国の史跡に指定されている三丁目の了仙寺周辺と柿崎の玉泉寺周辺を合わせた約148ヘクタールを重点区域に設定し、計画を策定した。重点区域は、補助率が40%から45%に引き上げられる。

 当面の具体的な事業として、なまこ壁や伊豆石などの歴史的風致形成建造物10棟の修繕、大川端通りの整備、旧町内道路の美装化、旧町内ポケットパーク整備などを計画している。

 計画は昨年8月から策定協議会を3回開催し、文化財保護審議会の意見やパブリックコメントを踏まえ策定した。13日、国土交通省で認定式が行われ、福井祐輔市長が認定証を受けた。

 【写説】国土交通省で下田市歴史的風致維持向上計画の認定証を受ける福井市長