経文を唱える東堂・宮川元明さん=下田市箕作の龍巣院

 下田市箕作の龍巣院(宮川大輝住職)で14日、戦国時代から続くとされる「上女尊(じょおんなそん)大祭」が開かれた。檀家(だんか)や地域の人約40人が参列し、戦でなくなった人たちの霊を慰め平和を祈念した。

 龍巣院は、1430年代に深根城主・関戸宗尚を弔うために建てられた曹洞宗の寺で、関戸氏は98年に北条早雲に攻め滅ぼされた。落城の間際、当時の城主・吉信の妻「慰の前」(上女尊)は白馬にまたがりなぎなたを持ち、北条軍に独り走り込んで落命したとされる。以後、特に女性の病気にご利益がある女人守護としてあがめられている。

 宮川住職が鐘を鳴らして法要が始まり、父の東堂・元明さんが経文を唱える中、参列者が焼香し合掌。住職の法話に耳を傾けるなどした。

 【写説】経文を唱える東堂・宮川元明さん=下田市箕作の龍巣院