ヘルプマークの理解を深めた推進フォーラム=下田総合庁舎

 ■市町、社協など30人参加 

 援助が必要な人への思いやりの行動を促す「ヘルプマーク推進フォーラム」(県主催)が20日、下田総合庁舎で開かれた。市町、社会福祉協議会、福祉団体、交通事業者など約30人が出席。県の取り組みや普及状況、ヘルプマーク利用者の声などを聴き、理解を深めた。

 ヘルプマークは、東京都が2012年度に開始した取り組み。今年9月末現在、31道府県が導入している。

 静岡県は、昨年4月1日に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」を施行。ヘルプマークのポスター、チラシとともに、バックやカバンなどに付ける携帯用ヘルプマーク1万個を作製し、今年2月から配布・普及に努めている。10月までに6079個を配布した。

 ヘルプマークの普及に力を入れる県難病団体連絡協議会の鈴木孝尚理事長は「外見は健常者と変わらず、手帳を持っていない難病患者も少なくない」とヘルプマークの必要性を指摘し「マークを付けて優先席に座っていて、怒られたという話もある。まだマークの意味が十分に知られていない」と認知度アップを訴えた。

 パーキンソン病患者は「一人でスーパーマーケットで買い物をしていた時に薬が切れて震えが止まらなくなり、人目に付かないところで家族の迎えをじっと待っていた」と体験を話し「先月、ヘルプマークをもらったので、これからは病気を隠さず、支援をお願いしたいと思う」と話した。

 ヘルプマーク 義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人、妊娠初期の人など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない人が身に付け、援助や配慮を得やすくすることを目的としたマーク。

 【写説】ヘルプマークの理解を深めた推進フォーラム=下田総合庁舎

 【写説】ヘルプマーク