初めて自分で袋詰めした米を得意先に届ける杉山さん(中央)=下田市吉佐美のスパイスドッグ

 ■1対1のプログラム6種類 初の利用客ら 農作業など楽しむ

 南伊豆町民の暮らしの知恵や生業を1対1で学べる常設の体験ツアー「南伊豆くらし図鑑」が始動した。地域おこし協力隊の伊集院一徹さん(30)が企画し23、24の両日、初の利用客があった。県内や首都圏の7人が訪れ農作業やジャム作り、川釣りを楽しんだ。

 漁師や農家と協力し南伊豆の日常の仕事や趣味を、1人1回5千円で体験できるようにした。24日は下小野の農家中村大軌さん(38)の仕事場に、藤枝市の会社員杉山雄風さん(28)が訪れた。

 体験は午後から始まり、2人で60キロの米を袋に詰めて得意先へ配達した。杉山さんは農家の現場を見るのは初めてで「いつも食べる米がどのようにできるものか知りたかった」と参加理由を話す。中村さんは「普段人に見せるでもない地道な姿を知ってもらえてうれしい」と述べた。

 伊集院さんは「現場管理など課題が見えた。続けていけそうだ」と話した。提供できる体験プログラムは現在6種類ある。

 【写説】初めて自分で袋詰めした米を得意先に届ける杉山さん(中央)=下田市吉佐美のスパイスドッグ