■議員一人の有権者数 県内23市で最少

 来年4月の下田市議選に向け、5日に開会する市議会12月定例会で、議員定数を1削減し、現行の13を12に改める議員定数条例の改正案が提出される。提出議員は橋本智洋氏。賛同議員は大川敏雄氏。人口減と厳しい財政運営が続く中、自ら身を切る改革ができるのか注目される。

 同市の議員定数は、2007年に18から14、15年に14から13に削減している。しかし、議員一人当たりの有権者数(今年9月1日現在)は1483人で、県内23市で最も少ない。

 下から2番目の伊豆市1717人、3番目の御前崎市1805人と比べても議員過多の傾向が顕著になっている。

 こうした現状を踏まえ、橋本氏は「当市は昨年4月、過疎地域の指定を受けた。一方、市は新庁舎建設、新中学校の整備、ごみ処理施設の建て替え、火葬場の更新など大規模事業に取り組まなければならない」として議会の経費削減とともに、一層の少数精鋭の議会運営を訴える。

 定数削減を巡っては今年9月26日、橋本氏の呼び掛けで「議員定数削減を考える意見交換会」が市民文化会館で開かれた。有志議員3人(橋本氏以外)を含む約100人が出席。橋本氏は「定数削減は民意であることを実感した」という。

 同市議会は現在、欠員1の12人。定数条例の改正には議長を除き過半数の6人以上の賛成が必要だが、難色を示している議員が少なくなく、可決は微妙な情勢だ。