議員定数の改正案の採決で、立ち上がる賛成議員=下田市議会

 5日に開会した下田市議会12月定例会で、議員定数を1削減する条例改正案が提出され、即日採決の結果、賛成少数で否決された。これにより来年4月の市議選は、現行のまま13議席で争われることが確定した。

 議案の提出者は、橋本智洋氏、賛同者は大川敏雄氏。提案理由で橋本氏は、人口減少が続き過疎地域に指定されたことや、複数の大型事業を控えていることなどを説明し「議会の経費削減を図るとともに、一層の少数精鋭の議会運営を目指すべき」と訴えた。

 これに対し、反対の立場で沢登英信氏は「現状の13人でも少ない。削減すると委員会運営にも支障が出る」、伊藤英雄氏は「議会には多様な議員が必要。定数を削減すると多様な議員が少なくなり、その分、市民の意見や要望が反映できなくなる」と討論した。

 賛成の立場では、森温繁氏が「一人削減し、その経費を景気対策のための議会活動費に充てるべき」、大川氏が「定数削減は市民の大多数が賛成していると確信する。1人削減は極めて現実的で、委員会運営にも支障はない」と討論した。

 採決の結果、賛成は橋本氏、森氏、大川氏の3人のみだった。

 同市議会の議員定数は2007年に18から14、15年に14から13に削減している。議員1人当たりの有権者数(今年9月1日現在)は1483人で、県内23市で最も少ない。

 ■鈴木敬氏に全員で黙とう 下田市議会開会

 下田市議会12月定例会が5日、開会した。初日は議員発議の議員定数の改正案を採決し、一般質問に2人が立った。欠員の南豆衛生プラント組合議会議員に森温繁氏を選出した。会期は13日までの9日間。

 開会に先立ち、11月13日に亡くなった鈴木敬氏の冥福を祈り、全員で黙とう。沢登英信氏が哀悼の言葉を述べ、妻の清江さんが感謝の言葉を述べた。

 【写説】議員定数の改正案の採決で、立ち上がる賛成議員=下田市議会