厚生労働大臣の表彰状を手にする村田さん

 ■戦傷・没者、遺族援護に尽力

 下田市遺族会副会長の村田佳隆さん(85)=下田市須崎=はこのほど、援護事業功労で厚生労働大臣表彰を受けた。

 村田さんは、1990年から同市遺族会副会長兼事務局長、2003年から厚生労働省遺族戦没者相談員を務める。10~13年まで県遺族会評議委員も務めた。

 この間、戦傷者や戦没者遺族の更生援護、戦没者の慰霊や顕彰などの援護事業に尽力した。今年4月には「英霊にこたえる会」の表彰も受けている。

 村田さんの父・清作さんは、貨物船の1等機関士を務めた軍属。1942(昭和17)年5月、戦地へ燃料を運ぶ途中、沖縄近海で米潜水艦に撃沈され、37歳で戦死した。

 同市遺族会は、699世帯あったが、現在は3分の1以下の216世帯に減少した。

 表彰式は12日、東京都千代田区の厚生労働省で行われ、根本匠厚生労働相から直接表彰を受けた。大臣表彰は全国で66人、県内で3人だった。

 村田さんは「表彰は遺族会の皆さんのおかげで、うれしく思う。高齢化に伴い遺族会の存続や忠魂碑の手入れなどが厳しい状況にあるが、今後もできる限り頑張っていきたい」と話している。

 【写説】厚生労働大臣の表彰状を手にする村田さん