発売より一足早く新酒の無ろ過生原酒を酌み交わす地酒ファンら=南伊豆町下賀茂の石廊館

 ■あす町内で2800本発売 

 南伊豆町商工会が開発した純米吟醸酒「古里凱旋・身上起(ふるさとがいせん・しんしょうおこし)」の今年の新酒が完成した。一升瓶換算2800本をつくり26日、町内酒店で発売する。製品の完成を前に23日夜、試飲会が下賀茂の旅館石廊館で行われた。地酒ファンら30人が、できたばかりの無ろ過生原酒を酌み交わした。

 町内産の愛国米を使った酒で、今年で6年目になる。藤枝市の志太泉酒造が製造する。

 試飲会では参加者が海産物のバーベキューをさかなに生原酒で乾杯した。昨年の酒を1年間いけすに沈めた海水熟成種も振る舞われた。愛国米の元となる品種をつくった明治の農家・高橋安兵衛記念碑建立募金を集めた。

 上賀茂の酒店主山本清治さんは「新酒は粗いところがあるものだが、身上起はさほど雑味は多くない。1、2カ月すれば落ち着きさらにまろやかになる」出来栄えを話した。価格は1升瓶2960円、4合瓶1480円(税込み)。

 【写説】発売より一足早く新酒の無ろ過生原酒を酌み交わす地酒ファンら=南伊豆町下賀茂の石廊館