■マーガレット品種群 育成、産地振興を評価

 東伊豆町稲取の県農林技術研究所伊豆農業研究センターの稲葉善太郎センター長(60)がこのほど、農林水産省などの2019年度農業技術功労者表彰を受賞した。これまでの研究業績「花色と香気に特色のあるマーガレット品種群の育成と産地振興」が評価された。

 同表彰は、農水省と農林水産・食品産業技術協会が農業技術の研究や普及指導の功績者に贈っており、本年度は全国27件の応募から6人を選出した。

 稲葉センター長は、1992年にセンターの前身・県農業試験場南伊豆分場に勤務以来20年以上、マーガレットの育種、栽培技術の開発や生産振興に励んだ。花色と香りが特徴的な切り花用と鉢物用の35品種を品種登録し、県内産地に普及した。切り花用は11品種で花の採れる本数が多い。鉢物用は24品種で耐暑・長期連続開花性を持つ。

 近縁属のハナワギクと花粉親として交配する世界初の属間雑種を育成しダイダイ色、濃赤色など新たな花色や香りのある品種も作り出した。

 表彰を受け稲葉センター長は「大変な喜びを感じている。研究に協力してもらった関係機関や生産者の皆さんのおかげであり、同僚や共同研究者の力添えによるもの」と感謝し「今後は後輩研究者の指導、産地のさらなる発展に力を尽くしたい」と話した。