ロケ地として人気の高いペリーロード=下田市三丁目

 ■12月までの前年度同期比 撮影は13増72本

 下田市が積極的に推進する映画やドラマなどのロケ支援事業が好調だ。本年度12月までに撮影が72本(前年度同期比13本増)行われ、今後も予定が6本ある。撮影の問い合わせ件数も112件(42件増)と毎年増加傾向という。地元の魅力・情報発信につながり、観光客の誘致増や地域振興の一助になることが期待される。

 人気の撮影スポットは九十浜や爪木崎海岸がある須崎エリア、神秘的な景観が好評価の龍宮窟、街並みが美しいペリーロードなど。白浜大浜などのビーチはプロモーション撮影が多い。最新ロケは昨年11月に全国公開された映画「ビブリア古書堂の事件手帖」。シリーズ累計680万部超の大ベストセラー小説が原作で約2週間にわたり撮影が行われた。

 市によると、制作会社からは「下田は絵になる場所が多い」「地元が協力的」などの声が聞かれ、再度の撮影依頼・相談も多く、メディア露出が増えたことで他社からの問い合わせも増加。こうした要因がロケ支援事業の好調につながっている可能性があるという。

 また、市は昨年6月に「市ロケーションサービス」を新設し、観光協会と分けていたロケ対応窓口を一本化。撮影候補地の情報提供や案内、各種申請といった業務の効率化を図ってサービスの質を向上させたことも一因とみられる。

 市の担当者は「民間との連携や受け入れ体制の充実などが今後の課題。これからも市を挙げて撮影誘致に取り組みたい」と述べた。

 【写説】ロケ地として人気の高いペリーロード=下田市三丁目