風景百選の作成に向け町内を下見する学生たち=松崎町

 ■「五感で選んで」

 早稲田大社会科学部・卯月ゼミナール(都市・コミュニティデザインゼミ)の松崎班(3、4年生13人)は3月から、地域住民の郷土愛を育み、松崎町を「町民自らの手で良くしていく」ことを目的に、「五感で選ぶ、松崎らしい風景百選」の作成に取り組む。

 松崎班は2018年4月、町の活性化をテーマに活動を開始した。町内の散策や行事への参加、町民とのコミュニケーションを通じ、学生たちは「素晴らしい町に住んでいることを町民に誇りに思ってもらいたい」と考え、風景百選を企画した。

 町内外から広く募集する予定で、重要なポイントは2点。一つ目は誰もが松崎らしいと感じる風景や30年後に残したいと感じるなどの「松崎らしさ」。もう一つは「五感で選ぶ」。美しい景色だけでなく、良い匂いのする干物を作る風景(視覚と嗅覚)、おいしい郷土料理を作る人(視覚と味覚)など、五感のうち二つ以上を含む作品を募集する。

 郷土愛を育み、景観保護意識を高めるため、特に次代を担う子どもたちに参加してほしいと、今後はワークショップも開催する。初回は2月16日で、段ボールで松崎町のジオラマを作る。

 水沢敦史班長は「町の魅力を改めて町民に考えてもらい、それを大切にしてほしい」と話す。また「大人と子どもの中間といえる大学生という立場で、松崎町のために何かを残したい」と思いを語った。

 第1回の募集は3月開始で6月までの「春・初夏編」を予定している。問い合わせは町企画観光課〈電0558(42)3964〉へ。

 【写説】風景百選の作成に向け町内を下見する学生たち=松崎町